理学療法学
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研究論文
人工膝関節置換術後早期における運動機能予測因子の検討
内田 茂博玉利 光太郎横山 茂樹川上 照彦加藤 浩山田 英司有馬 信男山本 哲司
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2011 年 38 巻 6 号 p. 442-448

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抄録

【目的】本研究では,術前の身体・精神的機能が人工膝関節置換術後2週の運動機能にどう影響しているかを明らかにすることを目的として縦断的に調査を行った。【方法】変形性膝関節症と診断され人工膝関節置換術が施行された38名(平均年齢75.0 ± 6.1歳)を対象とし,術前の身体・精神的機能および術後2週のTimed Up and Go test(TUG)を計測した。交絡因子の影響を取り除くため,得られたデータは重回帰モデルを用いて分析した。【結果】術後2週の運動機能であるTUGを予測する因子として,術前の安静時痛,自己効力感,交絡因子である非術側膝伸展可動域が抽出された。【結論】術前の自己効力感,安静時痛および非術側膝伸展可動域は,術後早期の運動機能指標であるTUGの予測因子であることが示唆された。

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© 2011 公益社団法人 日本理学療法士協会
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