論文ID: 12498
【目的】本研究の目的は,Mini-Balance Evaluation Systems Test(以下,Mini-BESTest)とBrief-Balance Evaluation Systems Test(以下,Brief-BESTest)のカットオフ値に関する研究結果の系統的概観(マッピング),まだ研究されていない範囲(ギャップ)の特定とした。【方法】スコーピングレビューの手法でPubMed, Web of Science, 医中誌での検索を行い結果を表にまとめた。【結果】最終的にMini-BESTestで34編,Brief-BESTestで13編が対象となったが,外部検証は未実施であり対象疾患や予測精度にばらつきがあった。【結論】Mini-BESTestとBrief-BESTestのカットオフ値やその予測精度はばらつきがあった。今後,報告のなかった対象群での検討や既知のカットオフ値の外部検証を行う必要がある。