理学療法学
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早期公開論文
早期公開論文の3件中1~3を表示しています
  • 荒川 武士, 煙山 翔子, 岡村 唯, 小林 久美子, 下川 龍平, 松本 直人, 新野 直明
    原稿種別: 短報
    論文ID: 11608
    発行日: 2019年
    [早期公開] 公開日: 2019/08/06
    ジャーナル フリー 早期公開

    【目的】本研究の目的は,回復期病棟入院時の栄養状態の実態と関連要因について検討することである。【方法】対象はA 病院入院中の高齢者167 名とした。調査項目は,入院時栄養状態の他に基本属性,原因疾患,回復期病棟入院前の状態(手術の有無,急性期病院退院時の歩行自立度・食事形態,急性期病院入院期間),嚥下機能(反復唾液嚥下テスト,舌圧,舌骨上筋群筋力,体幹機能,握力)とした。低栄養群と非低栄養群の間で評価項目の差を単変量解析にて検討し,有意な差があったものを説明変数,栄養障害の有無を目的変数とした二項ロジスティック回帰分析(尤度比検定:変数減少法)を実施した。【結果】低栄養群68 名(40.7%),非低栄養群99 名(59.3%)であり,関連要因として急性期病院退院時歩行自立度,舌圧が選択された。【結論】本報告は,今後の縦断研究や介入研究につながる有益な情報になるものと考えられた。

  • 平川 功太郎, 齊藤 正和, 堀 健太郎, 安達 裕一, 上脇 玲奈, 足立 和恵, 小薗 愛夏, 作山 晃裕, 鈴木 雄大, 岩井 景吾, ...
    原稿種別: 研究論文(原著)
    論文ID: 11567
    発行日: 2019年
    [早期公開] 公開日: 2019/08/05
    ジャーナル フリー 早期公開

    【目的】人工心肺非使用冠動脈バイパス術(以下,OPCAB)後の中等度貧血が身体機能低下に及ぼす影響を検討する。【方法】2013 ~2017 年の間に待機的かつ無輸血にてOPCAB を施行した135 例(男性83%,年齢70 ± 7 歳)を,術後3 病日目までヘモグロビン値10 g/dl 未満であった術後貧血群,10 g/dl 以上であった術後非貧血群に分類した。術前Short physical performance battery(以下,SPPB)得点に比べて退院時SPPB 得点が低下した場合を身体機能低下と定義し,危険因子を調査した。【結果】術後貧血群は,身体機能低下割合が有意に高値であり(32 vs. 14%,p = 0.017),術後貧血は身体機能低下の独立した危険因子であった(OR: 2.80, 95%CI 1.18–6.65, p = 0.020)。【結論】OPCAB 後に中等度貧血を呈する患者では,身体機能低下のリスクが高い。

  • 平野 康之, 井澤 和大, 夛田羅 勝義, 川間 健之介
    原稿種別: 研究論文(原著)
    論文ID: 11563
    発行日: 2019年
    [早期公開] 公開日: 2019/07/20
    ジャーナル フリー 早期公開

    【目的】訪問リハビリテーション(以下,訪問リハ)従事者に対して,病状変化の気づきに関連するアセスメント能力の向上を図るための介入を行い,その長期的効果について明らかにする。【方法】訪問リハ従事者33 名に対し,「内科系疾患の病状理解と全身管理」および「基本的生命活動所見(以下,SPE)の評価と解釈」に関する介入を実施した。介入効果の検討には,自己研鑽時間などの変化,アセスメントの知識や実施の改善度,病状変化の気づき経験,SPE 項目の選択や実施などに関する主観的評価を用い,介入前,介入後6 ヵ月,介入後1 年の時期に評価した。【結果】介入後6 ヵ月,介入後1 年での自己研鑽時間,SPE 項目の知識の程度や実施の頻度は改善した。また,利用者の病状変化の気づき経験は増加し,主観的評価も改善した。【結論】本研究の介入は,対象者の自己研鑽時間やアセスメント能力の向上,利用者の病状変化の気づき経験の増加などに寄与し,長期的な効果をもたらす。

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