抄録
本研究は,エネルギー代謝面から歩行・ニューエクササイズウォーキング・ジョギングの各運動様態の相違について比較検討することを目的とした。20歳代健常男性11名を対象に,トレッドミル上にて毎時4 kmおよび毎時6 kmにおける歩行・ニューエクササイズウォーキング・ジョギングの3つの運動様態をそれぞれ5分間実施した。主な測定項目は酸素摂取量,心拍数,収縮期血圧および拡張期血圧,歩行率であった。毎時4 kmでは酸素摂取量,心拍数は歩行とジョギング,および歩行とニューエクササイズウォーキングの間にそれぞれ有意な差がみられたが,ニューエクササイズウォーキングとジョギングの間に有意な差はみられなかった。毎時6 kmではいずれの運動様態の間にも有意差がみられなかった。また歩行率は,毎時4 km,毎時6 kmともにすべての運動様態の間にそれぞれ有意な差がみられた。以上の結果より,エネルギー代謝面からみて毎時4 kmではニューエクササイズウォーキング,毎時6 kmでは歩行とニューエクササイズウォーキングがジョギングと同様の高い運動負荷を与えることが可能であることが明らかとなった。