理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
研究論文
高齢障害者に対するVASを用いた主観的健康感に関する調査
板子 伸子潮見 泰藏
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キーワード: 主観的健康感, QOL評価, VAS
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2006 年 21 巻 1 号 p. 31-35

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抄録
老人保健施設に入所する高齢障害者54名に対して,Visual analog scale(以下VAS)による主観的健康感の調査を行い,幸福感や運動機能,認知機能,意欲との関連性を検討した。結果は,VASによる主観的健康感が高い群の方が,中等度の群に比べてFIM認知機能が低い傾向が認められた。また,PGCモラールスケールとVASによる主観的健康感は弱い相関が認められた。これらの結果から,高齢障害者に対してVASによる主観的健康感を聴取する際には,認知機能の客観的評価とともに解釈する必要性はあるが,幸福感だけではなく健康感を含めることで,より具体的なリハビリテーションの目標設定が可能になるものと推測された。
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© 2006 by the Society of Physical Therapy Science
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