理学療法科学
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特集
スポーツ理学療法におけるコンディショニングとケア
板倉 尚子
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2008 年 23 巻 3 号 p. 363-367

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抄録
スポーツを行う場面では「コンディショニング」という言葉を使うことが多いが,その定義は数多くある。慢性外傷や後遺症,疲労などにより十分に競技能力を発揮できない競技者の運動能力回復を目的に行われるコンディショニングをリコンディショニング(reconditioning)といいコンディショニングと区別することがある。リコンディショニングには医学的知識に基づいた評価と治療技術が求められ,理学療法士がスポーツ現場に関わる場合,リコンディショニングを担当する機会が多い。しかし理学療法士が常駐してスポーツ現場に関わる環境は限られており,競技者自身が自らの体調を敏感に感じ,self check,self choose,self careを実践できる能力を養うことが必要である。
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© 2008 by the Society of Physical Therapy Science
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