2008 年 23 巻 5 号 p. 615-618
〔目的〕当校における難病支援教室を紹介し,本教室で実施している体操指導やレクレーションが参加者の気分に与える影響について検討した。〔対象〕本教室に参加した神経難病罹患者10名(平均年齢67.8±9.3歳)である。〔方法〕本教室参加前後の「気分」について,Profile of Mood Statesを用いて調査した。〔結果〕介入前後における対象者の気分は,「活気」は有意に高くなり,「緊張-不安」,「疲労」,「混乱」は有意に減少した。〔結語〕難病支援教室は,参加対象者の短期的な気分の改善に効果を示した。