理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
総説
訪問リハビリテーションにおけるPT・OTの協業に関する調査研究
─専門分野と利用者ニーズをふまえて─
中島 愛池田 誠
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2010 年 25 巻 4 号 p. 645-648

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抄録

〔目的〕本研究は訪問リハにおけるPT・OTによる協業の必要性を明らかにすることを目的とした。〔対象〕都内で訪問リハ実施施設に勤務するPT,OT,同施設の利用者とした。〔方法〕郵送による利用者ニーズとPT・OTの専門性に関するアンケート調査とした。〔結果〕利用者のニーズは歩行や機能障害が上位に,ADLや趣味活動が下位に挙がった。またPTは下肢・体幹の機能,歩行,起居動作,呼吸を,OTはADL,趣味に関する項目を専門と回答した。PT・OTは協業の必要性を感じていたが,多くの施設で協業の明確なルールを定めていなかった。〔結語〕安全で質の高い訪問リハを提供するためには,専門能力を活かす協業が必要である。

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© 2010 by the Society of Physical Therapy Science
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