抄録
〔目的〕寝返り動作時,体幹パターンを変化させる関連因子(下肢での床押し力,身体特性,体幹機能,バランス機能)について統合的に検討した.〔対象〕若年健常者の計47名(男35女12)を対象とした.〔方法〕対象者の身体特性,体幹機能,バランス機能を評価した.また,全対象者に右側への寝返り動作を行わせ,体幹パターン分類を行うとともに,下肢での床押し力も測定した.さらに,体幹パターンを従属変数,他の測定項目を独立変数とし,ステップワイズ法による判別分析を行った.〔結果〕下肢での床押し力,胸腰椎部側屈角度の因子で体幹パターンを分類することができた.〔結語〕寝返り動作分析を行う際,体幹パターンを変化させる要因として下肢での床押し力,胸腰部側屈角度を考慮する必要がある.