抄録
〔目的〕Biostepのアイソキネティック運動時の筋パワーと筋活動特性との関連を調べ,速度条件による活動特性の違いを検討した.〔対象と方法〕高齢女性12名に対し60 steps / minと90 steps / min駆動時の筋パワーと表面筋電図を測定した.筋電図はウェーブレット変換を行った後,MPF,LF/TP,HF/TPを算出した.各変数の相関分析と,条件比較のためwilcoxon検定を行った.〔結果〕60 stepの筋パワーと前脛骨筋のLF/TPの間に有意な正の相関を認めた.内側広筋,前脛骨筋のMPF,HF/TPが90 stepで有意に高かった.〔結語〕90 stepの運動において速筋線維の活動が増加することが推察され,加齢による速筋線維の萎縮に対して高速運動が有効であると考えられた.