2013 年 28 巻 1 号 p. 49-52
〔目的〕ストレッチポールoエクササイズによるバランス能力に対する介入の効果を明らかにすることである.〔対象〕健常成人26名とした.〔方法〕閉眼片脚立位時間,Time up & go test(TUG),Functional Reach Test(FRT)前方及び側方の4項目について,エクササイズ前後での値を比較した.〔結果〕閉眼片脚立位時間とTUGは有意に向上し,前方FRTは有意に低下した.また側方FRTは有意差を認めなかった.〔結語〕バランス能力の指標によっては改善につながらないこともあることから,エクササイズにおいて改善を図るバランス能力を考慮しなければならない.