理学療法科学
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症例研究
胸郭可動域運動により最大呼吸流速と胸郭可動性の改善を認めた脳血管疾患を持つ患者の一例
永岡 直充今田 健
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2013 年 28 巻 2 号 p. 285-288

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抄録

〔目的〕胸郭可動域運動が脳血管疾患を持つ患者の最大呼吸流速と胸郭可動性に与える影響を検討することとした.〔対象〕脳出血を呈し,回復期病棟に入院中の65歳の女性とした.〔方法〕4種類の胸郭可動域運動の前後における最大呼吸流速と胸郭拡張差の測定を6日間連続し,測定値の経時変化を分析した.〔結果〕胸郭可動域運動の前後で,最大呼吸流速は低下,胸郭拡張差は拡大傾向を示した.6日間の運動期間の経過に伴い,最大呼吸流速と胸郭拡張差ともに増加傾向を示した.〔結語〕胸郭可動域運動は,胸郭可動性及び肺活量の増加と最大呼吸流速の上昇と,さらに咳嗽による喀痰喀出能力の増大をもたらすと期待される.

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© 2013 by the Society of Physical Therapy Science
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