理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
自己効力感と成績との関係
─入学前を含めた1年生の追跡調査より─
和田 敏江山本 洋之
著者情報
キーワード: 自己効力感, 成績, 自己評価
ジャーナル フリー

2014 年 29 巻 4 号 p. 473-477

詳細
抄録
〔目的〕理学療法養成課程において,学業成績と自己効力感との関係について検討した.〔対象〕理学療法学科入学者77名(男性59名,女性18名,平均年齢21.03歳±4.4).〔方法〕調査回数は,入学前から入学後の合計4回実施.調査内容は,志望動機,職業イメージ,学業自己効力感尺度,実習自己効力感尺度,動機づけを質問紙により調査した.〔結果〕先行する自己効力感が高ければ学業成績は良好であるが,試験の結果が良くても悪くてもその後の自己効力感が高まっていなかった.〔結語〕試験の結果からどのような問題に対して,どのように間違っていたのか,どのような回答が考えられるのか,学生自身による正しい自己評価を行う教育が必要である.
著者関連情報
© 2014 by the Society of Physical Therapy Science
次の記事
feedback
Top