理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
症例研究
特発性器質化肺炎患者に対して積極的呼吸理学療法を実施した一症例
─特発性間質性肺炎における病型分類別呼吸理学療法の可能性─
大原 佳孝池田 耕二宮崎 紗也佳小田 瑛梨堀江 淳池田 秀一
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 30 巻 1 号 p. 135-139

詳細
抄録

〔目的〕特発性器質化肺炎(COP)に対する呼吸理学療法の有効性を検討することとした.〔対象〕COP患者一症例とした.〔方法〕症例研究法を用いて,初期(1週),最終(7週)の肺機能検査,心肺運動負荷試験,長崎大学呼吸器疾患日常生活活動評価表(NRADL)の評価結果を比較した.〔結果〕症例の運動耐容能,NRADLが改善した.〔結語〕Idiopathic Interstitial Pneumonias(以下,IIPs)の病型分類に基づく呼吸理学療法はCOP患者に対して有効であることが示唆される.

著者関連情報
© 2015 by the Society of Physical Therapy Science
前の記事 次の記事
feedback
Top