理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
頸部痛に対する専用機器を用いた自己管理下での頭頸部屈曲エクササイズが主観的および客観的アウトカムに及ぼす影響
瓦田 恵三中丸 宏二波戸根 行成相澤 純也小山 貴之松本 高志郎橋本 明秀来間 弘展新田 收
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2016 年 31 巻 1 号 p. 107-110

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抄録

〔目的〕頭頸部屈曲運動を誘導するための専用機器を用いたエクササイズが頸部痛患者のアウトカムに及ぼす影響を分析することとした.〔対象〕非特異的頸部痛を有するボランティア8名(男性5名,女性3名)とした.〔方法〕全対象に機器を利用した頭頸部屈曲エクササイズを自己管理下で1日に2回,4週間にわたって実施させた.〔結果〕頸椎の自動可動域(伸展,側屈,回旋),Numerical Rating Scale,日本語版Neck Disability Indexにおいて有意な改善が認められた.〔結語〕専用機器を使用した自己管理下での頭頸部屈曲エクササイズが,非特異的頸部痛患者の主観的および客観的アウトカムに有効であることが示唆された.

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© 2016 by the Society of Physical Therapy Science
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