理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
座位体幹荷重支持機能テストと体幹筋機能
木下 和昭橋本 雅至北西 秀行米田 勇貴中 雄太大八木 博貴井上 直人植田 篤史田頭 悟志福本 貴典高嶋 厚史板矢 悠佑新谷 健星野 祐一
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 31 巻 1 号 p. 49-52

詳細
抄録

〔目的〕座位体幹荷重支持機能テスト(TRT)による評価尺度と体幹筋機能との関係を検討した.〔対象〕高校男子サッカー部員と大学アメリカンフットボール部員の計80名とした.〔方法〕体幹筋機能の評価はFront Bridge Test(FB),Side Bridge Test(SB)を用いた.〔結果〕TRTとFBおよびSBとの間に有意な相関は認められなかった.しかし,TRTの測定値の大きい優位側と小さい劣位側で比較すると,FB,SBともに優位側で姿勢保持の時間が有意に長かった.〔結語〕個人内のTRTの強度差がブリッジ動作の左右の姿勢保持時間の違いに影響を与える一要因である.

著者関連情報
© 2016 by the Society of Physical Therapy Science
前の記事 次の記事
feedback
Top