抄録
〔目的〕地域在住高齢者のSit-to-Walk taskにおけるFluidity Index(FI)について,年齢および介護保険認定状況との関連を,標準的な臨床評価尺度との比較から検討することを目的とした.〔対象と方法〕地域在住の介護保険認定高齢者10人,健常高齢者9人を対象とした.群毎にFIおよび標準的臨床評価尺度を従属変数,年齢を独立変数とした回帰直線を求め,2群の回帰直線の傾きの差の検定を行った.〔結果〕FIの回帰直線の傾きは2群の差を認めたが,標準的臨床評価尺度では差を認めなかった.〔結語〕FIは標準的臨床評価尺度以上に加齢,機能・能力低下の影響を受けることが明らかとなった.