理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
脳卒中片麻痺患者の方向転換課題における歩行特性
—加速度計を用いた解析—
宍戸 健一郎田中 聡島谷 康司金井 秀作島 圭介大内田 友規大窪 実果
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2018 年 33 巻 2 号 p. 229-234

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抄録

〔目的〕片麻痺者の方向転換動作において回旋方向の違いと麻痺の重症度が歩行安定性に与える影響を3軸加速度計を用いて明らかにすること.〔対象と方法〕対象は見守り歩行あるいは自立歩行が可能な脳卒中片麻痺者19名.3軸加速度計を装着し,5 mの直線歩行と方向転換(麻痺側回り・非麻痺側回り)を行わせ,定常歩行と方向転換直前,方向転換開始時の歩行規則性についてBRSを用いた麻痺の重症度別で比較した.〔結果〕麻痺の重症度が低い患者の方が,方向転換時に有意に規則性の低下を認めた.〔結語〕麻痺の重症度が低い患者は規則性を低下させても方向転換可能であり,重症度が高い患者は規則性を保ちながら方向転換を行っていた.

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© 2018 by the Society of Physical Therapy Science
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