理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
脳卒中片麻痺の歩行能力は体幹伸展可動域と関連する
藤谷 亮治郎丸 卓三池谷 雅江宇於崎 孝大西 均川﨑 浩子鈴木 美香安田 孝志分木 ひとみ
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キーワード: 脳卒中, 歩行, 体幹可動域
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2018 年 33 巻 6 号 p. 947-950

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抄録

〔目的〕本研究は,脳卒中片麻痺患者の体幹伸展可動域と歩行能力との関連について明らかにすること.〔対象と方法〕維持期脳卒中片麻痺患者12名を対象とした.日整会の方式に乗っ取り体幹伸展の自動・他動可動域を計測し,歩行能力については10 mテストから歩行速度,歩行率,ストライド長を算出し,ピアソンの相関分析を用いて検討を行った.〔結果〕体幹伸展の自動可動域は,歩行速度とストライド長と強い相関関係を認めた.〔結語〕脳卒中片麻痺の体幹伸展可動域は,歩行能力との関連を示す指標であることが示唆された.このことから, 体幹伸展の自動可動域は, 脳卒中片麻痺の歩行と関連する機能の一つであると考える.

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© 2018 by the Society of Physical Therapy Science
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