理学療法科学
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症例研究
回復期リハビリテーション病棟入院脳卒中患者の大腿四頭筋における筋内脂肪量の縦断的変化:症例報告
石本 泰星泊 麻美赤澤 直紀
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2019 年 34 巻 1 号 p. 135-141

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抄録

〔目的〕本研究の目的は回復期リハ病棟に入院する脳卒中患者の大腿四頭筋における筋内脂肪量の縦断的変化を調査することである.〔対象と方法〕対象は回復期リハ病棟に入院された脳卒中患者2例とした.入院時と3ヵ月後において,非麻痺側と麻痺側の大腿四頭筋の筋内脂肪量を超音波画像診断装置にて測定した.〔結果〕両症例ともに入院時と比較し,3ヵ月後に筋内脂肪量は減少を示した〔症例A(麻痺側:-2%,非麻痺側:-12.1%),症例B(麻痺側:-30.7%,非麻痺側:-25.1%)〕.またFIM,FMA下肢スコアは両症例ともに入院時と比較し,3ヵ月後に高値を示した.〔結語〕回復期リハ病棟入院脳卒中患者の大腿四頭筋における筋内脂肪量は,3ヵ月間のリハビリプログラムと下肢機能の改善に伴い,減少する可能性が示された.

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© 2019 by the Society of Physical Therapy Science
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