2019 年 34 巻 2 号 p. 223-226
〔目的〕通所リハビリテーションを利用している要支援・要介護高齢者の舌圧と呼吸機能の関係を明らかにすること.〔対象と方法〕当施設を利用している127名(男性66名,女性61名)を対象とし,舌圧と呼吸機能(努力性肺活量,一秒量,一秒率,最大呼気流量,最大吸気口腔内圧,最大呼気口腔内圧)の関係を検討した.〔結果〕対象者全体では,舌圧と全ての呼吸機能で有意な相関を認めた.性別ごとでは,男性は最大吸気口腔内圧,最大呼気口腔内圧と,女性は一秒量,最大呼気流量,最大呼気口腔内圧と有意な相関を認め,かつ中等度の相関係数を示した.〔結語〕多岐にわたる疾患を対象者は有していたが,舌圧と呼吸機能は相互に影響している可能性が示唆された.また,男性は舌圧と呼吸筋力,女性は舌圧と呼気機能との関係が特徴として示唆された.