理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
下腿三頭筋に対するスタティックストレッチングと超音波療法の同時施行による効果の検討
平賀 篤髙木 峰子隆島 研吾鶴見 隆正
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2019 年 34 巻 4 号 p. 505-510

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抄録

〔目的〕本研究の目的は,健常成人に対し超音波療法(ultrasound therapy:US)とスタティックストレッチング(static stretching:SS)の実施条件による検証を行い,併用の有効性を明らかにすることとした.〔対象と方法〕健常成人男性13名を対象とした.下腿三頭筋の筋腱移行部に対しUSとSSを,①US照射中にSSを同時実施,②US照射直後にSS実施,③US単独実施,④SS単独実施の4条件で実施した.測定項目は足関節背屈可動域,深部組織温,深部血流量とし,介入前後の変化量を比較した.〔結果〕背屈可動域の変化は,US同時群が他条件に比べ有意な増大を認めた.US直後群はUS単独群,SS単独群と比べ有意な増大を認めた.〔結語〕可動域変化を目的に行う場合,USとSSを同時に行う重要性が示唆された.

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© 2019 by the Society of Physical Therapy Science

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