理学療法科学
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症例研究
慢性期片麻痺患者に対する低頻度反復性経頭蓋磁気刺激と集中的理学療法の併用を試みた一症例
宮腰 弘之新見 昌央池上 勲中村 威彦木村 知行
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2019 年 34 巻 4 号 p. 529-533

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抄録

〔目的〕慢性期脳卒中後片麻痺患者に対し,健側大脳半球下肢領域への低頻度repetitive transcranial magnetic stimulation(rTMS)と集中的理学療法を試みたので報告する.〔対象と方法〕対象は70歳男性,発病14ヵ月後の左片麻痺患者で,rTMS施行前にfunctional MRIで健側運動野の足関節背屈支配領域をマッピングした.1 Hz,20分間の健側大脳への低頻度rTMSおよび60分間の個別理学療法を1セッションとし,1日2セッション実施.15日間の入院中に計21セッション行った.〔結果〕入院時に比べ,退院時は左ヒラメ筋のMAS,FRT,BBS,杖歩行時間,TUG,FIMに改善を認めた.〔結語〕退院1ヵ月後に独歩獲得した本症例には有効な治療方法といえる.

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© 2019 by the Society of Physical Therapy Science

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