2019 年 34 巻 5 号 p. 641-644
〔目的〕筋力増強運動の方法別による心血管応答の違いを検討すること.〔対象と方法〕対象は健常若年成人24名とした.ノーマル/短縮性,ノーマル/伸張性,スロー/短縮性,スロー/伸張性にてレッグエクステンションを実施し,各運動前後に血圧と心拍数を測定した.〔結果〕運動後では,収縮期血圧にてノーマル/短縮性とノーマル/伸張性,スロー/短縮性,スロー/伸張性,心拍数ではノーマル/短縮性とノーマル/伸張性,ノーマル/伸張性とスロー/短縮性,スロー/短縮性とスロー/伸張性で有意差が認められた.〔結語〕心血管負荷はノーマル/短縮性で高く,ノーマル/伸張性とスロー/伸張性の組み合わせで低いことが示唆された.