2019 年 34 巻 5 号 p. 695-699
〔目的〕頭尾方向の動きを伴うplank exercise時の肩関節屈曲角の変化が体幹・下肢筋の筋活動に与える影響を明らかにすること.〔対象と方法〕健常男性13名を対象とし,頭尾方向の動きを伴うplank exerciseの体幹・下肢筋の筋活動を表面筋電図にて計測した.また,比較対照として動きを伴わないplank exerciseの筋活動を計測した.〔結果〕頭尾方向の動きを伴うplank exerciseは,腹直筋の筋活動が有意に増大し,動きに応じて筋活動の有意な増減が認められた.〔結語〕頭尾方向の動きを伴うplank exerciseは腹直筋の筋活動を増大させ,動きに応じて筋活動を変化させる.