2020 年 35 巻 2 号 p. 223-227
〔目的〕地域在住高齢者におけるアパシー有症率の調査および,アパシーと身体・認知機能との関連を明らかにする.〔対象〕2017年7月茨城県笠間市で実施した長寿健診に参加した,地域在住高齢者328名とした.〔方法〕アパシー評価としてやる気スコアを,身体機能評価として握力,5回椅子立ち上がりテスト,開眼片足立ちテスト,Timed up and go test,長座体前屈を,認知機能評価としてファイブ・コグとTrail Making Testを実施した.〔結果〕アパシーは126名(38.4%)でみられ,アパシーと身体機能に有意な関連が認められ,アパシーと認知機能の関連は認められなかった.〔結語〕アパシーは約4割の地域在住高齢者にみられ,身体機能低下予防を考えるうえで重要な因子であると示唆された.