理学療法科学
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Print ISSN : 1341-1667
原 著
間質性肺疾患に対する神経筋電気刺激と随意運動の併用療法の効果
善田 督史津島 健司服部 知洋小河 裕樹吉原 楓木戸 聡史丸岡 弘
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2021 年 36 巻 3 号 p. 295-306

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抄録

[目的]間質性肺疾患(ILD)患者は呼吸苦から臥床傾向にあり,筋力低下が生じる.これに対し,神経筋電気刺激(NMES)が着目されているが,ILD患者に対するNMESの効果は明確でない.今回,ILD患者に対するNMESと随意運動の併用療法の効果を検証した.[対象と方法]対象はNMES群(n=25),コントロール群(n=33)とした.また,長崎大学ADL評価表(NRADL)合計が56点以下をNRADL低値群とし,サブ解析を行った.測定項目は,膝伸展筋力(QF)・6分間歩行距離(6MWD)・activities of daily living(ADL)・quality of life(QOL)とした.[結果]コントロール群に比してNMES群で,QF・6MWDが有意に改善していた.サブ解析では介入群でQF・6MWD・ADL・QOLが有意に改善した.[結語]ILD患者に対するNMESは,NRADL 56点以下でより効果が高かった.

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© 2021 by the Society of Physical Therapy Science

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