2022 年 37 巻 2 号 p. 145-151
〔目的〕通所介護事業所では,リハビリテーション専門職(リハ専門職)以外が機能訓練を提供する機会が多い.リハ専門職不在事業所の対応を調査し,実情や問題点を明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕千葉県印旛地域の196通所介護事業所の機能訓練内容作成者を対象に,アンケート調査を行った.〔結果〕39事業所より回答があり,約80%で機能訓練やリスク管理を実施し,約40%にリハ専門職が在籍していた.機能訓練実施事業所の約65%から機能訓練プログラム決定に不安があると回答があった.〔結語〕高齢者は身体機能の個人差が大きく,複雑なリスク管理が要求される.在籍職種にかかわらず,機能訓練にかかわる際の不安を抱えている実態が示唆された.