2022 年 37 巻 3 号 p. 341-344
〔目的〕健常成人の筋力・骨格筋量・身体機能が出生時体格とどのような関係にあるかを明らかにすること.〔対象と方法〕対象は,医療系大学の満20歳以上の男性71名・女性46名の計117名とした.握力・骨格筋指数・5回椅子立ち上がりテストを測定し,母子手帳による出生時および生後1ヵ月の体格との関係性を偏相関分析と重回帰分析にて調査した.〔結果〕偏相関分析の結果,握力は出生時と生後1ヵ月後の体重・身長・胸囲と有意な正の相関があった.重回帰分析の結果,握力に関係する項目として,生後1ヵ月の身長が抽出された.〔結語〕出生時および生後1ヵ月の体格の影響が健常成人に維持される可能性が示唆された.