2024 年 39 巻 2 号 p. 106-111
〔目的〕転倒恐怖感が強い脛骨近位端骨折症例に対して,運動観察(AO)と運動イメージ(MI)を併用した介入を実践したため報告する.〔対象と方法〕症例は80歳女性,転倒後に転倒恐怖感,疼痛が強く歩行能力および身体活動量の低下が生じていた.介入は完全免荷時期から全荷重において,通常の理学療法プログラムに加えてAOとMIを併用した.〔結果〕転倒恐怖感および疼痛が改善し歩行能力が向上した.〔結語〕通常の理学療法プログラムに加えてAOとMIを併用した介入は,脛骨近位端骨折症例に対して実践できる可能性が示唆された.