2024 年 39 巻 2 号 p. 100-105
〔目的〕維持血液透析患者に対して理学療法を実施し,身体機能や運動耐容能,Phase Angle(PA)の改善効果を検討した.〔対象と方法〕対象は糖尿病性腎症による末期腎不全で,血液透析を導入した75歳の男性患者1名である.理学療法は,監視下で6種類のレジスタンストレーニングを1回合計20分程度,週3回の透析前に12週間実施した.〔結果〕身体機能の向上を認め,低栄養・サルコペニアの重症度は改善し,PAは4.0°から4.3°に改善した.〔結語〕維持血液透析患者に対する12週間のレジスタンストレーニングは,PAを改善する可能性が示唆された.