2024 年 39 巻 3 号 p. 163-166
〔目的〕在宅心不全患者に対しての理学療法に加え,疾病管理を行い,安全な在宅生活が継続できた症例を報告する.〔対象と方法〕症例は70歳代の女性.心不全により入退院を繰り返していたが,退院後,心不全増悪の予防を目的とした訪問看護,および訪問リハビリテーション(訪問リハ)が開始された.〔結果〕介入開始時,塩分制限,水分制限,運動制限が守られておらず,心不全が増悪していた.その後,再度患者教育を徹底した.身体活動量の維持と全身管理を継続し,再入院することなく在宅生活を継続できた.〔結語〕訪問リハの役割として,心不全の増悪の重症化および再入院を予防でき,安全な在宅生活を継続できる可能性が示唆された.