2024 年 39 巻 5 号 p. 229-235
〔目的〕高校女子バスケットボール選手における股関節トレーニングが片脚ジャンプ着地動作に与える影響を検討した.〔対象と方法〕高校女子バスケットボール部に所属する選手12名を対象とし,10分間の股関節トレーニングを週3回,8週間介入した.また,介入前後に股関節筋力およびジャンプ着地動作時の各関節角度,各関節モーメント,垂直方向の最大床反力を算出した.〔結果〕非利き脚側の股関節屈曲筋力,股関節外転筋力は介入後に有意に向上した.ジャンプ着地動作時の垂直方向の最大床反力値は減少し,両側股関節伸展モーメント,非利き脚股関節外転モーメント,非利き脚膝関節伸展モーメント,両側膝関節外反モーメントは有意に減少した.〔結語〕本研究の予防トレーニングは,アライメント指導を重視し,垂直方向の最大床反力を減少させ, 膝前十字靭帯損傷予防において一定の効果が得られた.