2024 年 39 巻 5 号 p. 221-228
〔目的〕理学療法養成校学生の予期的社会化指標を作成し,信頼性と妥当性を検討した.〔対象と方法〕対象は,医療・介護施設で新人理学療法士の指導経験を有する理学療法士の役職者304名とした.方法はWeb調査で,基本属性と予期的社会化指標35項目を用いた.〔結果〕最終的に28項目が選択され,「職務遂行に必要な知識」,「理学療法実践に必要な知識」,「円滑な業務遂行に必要な能力」,「体調管理能力」,「職場機能の把握」の5因子が抽出され,信頼性と妥当性が確認された.〔結語〕理学療法士の予期的社会化評価指標には,組織社会化の評価尺度では報告されていなかった「理学療法実践に必要な知識」,「体調管理能力」の2つの特徴的な因子が抽出された.