理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
総伸張時間を統一したスタティックストレッチングにおいて反復回数の有無が柔軟性に及ぼす効果
西山 侑汰国枝 結花名頭薗 亮太久保 誠司辰見 康剛
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2025 年 40 巻 1 号 p. 1-3

詳細
抄録

〔目的〕総伸張時間を統一したストレッチングにおいて,反復回数の有無が柔軟性に及ぼす影響を明らかにすること.〔対象と方法〕スポーツ系大学に所属する健常な学生10名(男女5名ずつ)を対象にした.ストレッチングの合計時間を90秒間に統一し,90秒間のストレッチングを行う反復回数なし条件と30秒間のストレッチングを3セット行う反復回数あり条件で柔軟性の比較を行った.〔結果〕両条件ともにストレッチング前後に有意な柔軟性の向上が認められたが,柔軟性の変化率は,条件間で有意な差は認められなかった.〔結語〕総伸張時間を統一したストレッチングでは,反復回数の有無によって柔軟性の向上に違いはないことが示唆された.

著者関連情報
© 2025 by the Society of Physical Therapy Science

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top