2025 年 40 巻 6 号 p. 249-253
〔目的〕回復期脳卒中片麻痺患者におけるトイレ動作の自立度と姿勢安定度評価指標(IPS)を含む身体機能評価の関連性を明らかにするとともに,トイレ動作自立のカットオフ値を算出することとした.〔対象と方法〕回復期病棟に入院した脳卒中片麻痺患者178例を対象とし,結果を分析した.〔結果〕2群間の比較では,年齢,IPS,Berg Balance Scale,Mini Mental State Examination(MMSE),Stroke Impairment Assessment Set-lower extremityにおいて有意差を認めた.IPSとMMSEが有意に関連する項目として抽出され,IPSのカットオフ値は1.01であった.〔結語〕回復期脳卒中片麻痺患者において,IPSはトイレ動作の自立度を評価するうえで有用である可能性がある.