2026 年 41 巻 2 号 p. 58-62
〔目的〕筋肉量が過剰判断される可能性のある通所リハビリテーション利用者の割合と特徴を明らかにすること.〔対象と方法〕栃木県北部の通所リハビリテーション利用高齢者206名(男性102名,女性104名)を対象とした.「細胞内水分量(ICW)の減少を伴わない浮腫」の該当者を筋肉量が過剰判断されると定義した.そして,割合を算出し合併症との関係や身体機能に及ぼす影響を検討した.〔結果〕筋肉量の過剰判断の割合は18.9%(男性11.8%,女性26.0%)であった.また,男女ともに合併症との有意な関係は認めなかった.なお,男女ともに筋肉量が過剰判断されている対象者は,四肢骨格筋指数が有意に高値であり,男性は握力が有意に低値であった.〔結語〕通所リハビリテーション利用高齢者は,水分量を考慮した筋肉量の評価が必要である.