2026 年 41 巻 5 号 p. 112-117
〔目的〕本研究の目的は,脳梗塞患者の転帰先と関係が強いNational Institutes of Health Stroke Scale(NIHSS)の評価時期を明らかにすることである.〔対象と方法〕対象は発症後24時間以内に脳卒中集中治療室(SCU)へ入室し,発症時の住居が自宅の脳梗塞患者とした.転帰先を自宅と非自宅で2群に分け,入室後24時間以内,3日目および7日目のNIHSSとの関係を検討した.〔結果〕自宅群103例,非自宅群69例であった.3日目および7日目のNIHSS評価は,24時間以内の評価と比較して転帰先と有意に関連していたが,3日目と7日目の比較では有意な差は認められなかった.〔結語〕急性期脳梗塞患者に対する3日目から7日目のNIHSS評価は,24時間以内のNIHSS評価よりも転帰先と強く関係していることが示唆された.