2026 年 41 巻 5 号 p. 158-163
〔目的〕足関節捻挫後の感覚・知覚異常を評価するNarrative-Based Questionnaire(NBQ)を開発し,内容的妥当性を検討した.〔対象と方法〕理学療法士16名から,診療で把握した患者の訴えを自由記述で収集し,内容分析により14項目を作成した.足関節捻挫の診療経験を有する理学療法士11名が各項目を4件法で評価し,Item-level Content Validity Index(I-CVI)およびScale-level Content Validity Index/Average(S-CVI/Ave)を算出した.〔結果〕123件の記述から118コード,65サブカテゴリー,29カテゴリーを抽出した.S-CVI/Aveは0.76で,I-CVIが基準未満の4項目を削除し,3項目の表現を修正して10項目版NBQを作成した.〔結語〕NBQは,足関節捻挫後の感覚・知覚異常を評価する項目として一定の内容的妥当性を有する可能性が示された.