理学療法のための運動生理
Print ISSN : 0912-7100
ブリッジ動作の運動学的解析
岩月 宏泰木山 喬博室賀 辰夫
著者情報
ジャーナル フリー

1988 年 3 巻 4 号 p. 243-246

詳細
抄録
健常者を対象に上肢挙上位と体側位で3種類の開始肢位(背殿位50°,70°,下垂位)からブリッジ運動を行い表面筋電図と足底部の荷重圧を測定した。その結果上肢体側につけた背殿位では広背筋の筋放電が増加した。膝屈曲角度50°でGMが70°でHamの活動が増加した。上肢挙上した背殿位では膝関節角度50°,70°ともに脊柱起立筋、GM、Hamの活動が高まった。下垂位ではGM、Hamの活動性が高かった。一側の足底部にかかる荷重圧は背殿位、下垂位ともに体重の約12%であり、各条件における差は認められなかった。
著者関連情報
© 理学療法科学学会
前の記事 次の記事
feedback
Top