理学療法のための運動生理
Print ISSN : 0912-7100
情報処理
幸田 利敬
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1989 年 4 巻 3 号 p. 105-109

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抄録

情報化社会、情報処理能力などのことばがごく一般的に使われるようになってきました。理学療法のプロセスにおいても、治療・訓練のプログラム立案のために、最初に患者の情報収集を行ないます。意味があり、問題解決につながるデータが情報といえます。仕事は情報の蓄積、活用なしでは成り立ちません。情報収集のためにメモを取る場合、単語ではなく、解釈を含めた文で書くことを、すすめます。
また、講習会などで人の話を聞くことで情報を集めるときは、講演内容も大切ですが、出席者と友達になり、情報交換の輪を広げることが、長い目でみれば質・量ともにととのった情報が得られることになります。
本文は、情報とは何か、メモの取り方、講習会の受け方について述べてみました。

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