理学療法のための運動生理
Print ISSN : 0912-7100
トライアスロン競技愛好者における予測最大酸素摂取量の妥当性について
浅川 康吉中井 光蟻川 美夏子磯部 啓子亀田 実遠藤 文雄
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1991 年 6 巻 2 号 p. 87-90

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抄録

トライアスロン愛好者7名について最大酸素摂取量を測定し、予測値との比較を行った。トレッドミルでのブルース法を用いた最大運動負荷試験の結果、その最大酸素摂取量は、55.3±6.4ml/kg/minであり日本人の体力標準値に比べ有意に高い水準にあった(p<0.01)。また、予測最大酸素摂取量は、心拍数が120より170(拍/分)の範囲とその間の酸素摂取量を用いた一次回帰式にKarvonenの式より得た年齢別予測最大心拍数を代入して求めた。その結果は48.6±8.Oml/kg/minで1-26%の範囲で誤差があったものの実測値に比し有意な差は認められなかった。

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