陸水学雑誌
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雑報
近年の年次大会における小中高生ポスター発表に係る経過とその課題
石川 靖, 鎌内 宏光
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2026 年 87 巻 1 号 p. 81-86

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抄録

 日本陸水学会は,2018年の第84回大会から「小中高生ポスター発表」を継続して実施している。これは,学校の部活動等による研究成果の公表と,専門家との交流を促進するもので,他の学術団体でも同様の取り組みが増加している。本稿では,このセッションの設立経緯と実績を整理した。これまでの参加校は開催都道府県以外からが多く,その多くはスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校であった。この要因としてSSH校は旅費や研究費がJSTより支給されている影響があると思われる。一方で開催目的等が明確に定義されていないことが課題として浮かび上がった。今後の学会活動の方向性として,募集業務の負担軽減を目的としたマニュアル化と,名称を「高校生ポスター」に戻した上で小中学生参加者には独立した表彰制度を設けることを提言する。専門家集団の大会での発表経験は,生徒の発信力向上や,研究の方向性を深める上で高い意義があり,本学会が陸水学的素養を備えた次世代の養成を通じた地域社会への貢献と研究者の育成を果たす上で,本企画の継続は重要である。

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© 2026, The Japanese Society of Limnology
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