東京女子医科大学胸部外科
1986 年 47 巻 1 号 p. 36-39
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
機能不全を呈する僧帽弁疾患に対しての僧帽弁形成術は,患者の自己弁を温存し血栓塞栓の危険を減少させ,抗凝固療法も不要な点より有用な手術法とされているが実際術中の僧帽弁下部組織評価は充分に施行することが不可能であったため,腱索切断などによる術後の弁機能不全がみとめられる場合もあった.今回,僧帽弁狭窄症の1症例に術中僧帽弁形態検索目的にて内視鏡を使用し,弁下部組織を詳細に観察しつつ僧帽弁形成術を施行し良好な結果を得たので報告する.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら