河石病院外科
1988 年 49 巻 12 号 p. 2275-2281
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
過去10年間に経験した胃十二指腸潰瘍穿孔症例は胃潰瘍14例,十二指腸潰瘍102例,吻合部潰瘍1例の計117例で,胃十二指腸潰瘍手術総数442例の26.4%を占め, Free air陽性率は80.4%であった.穿孔例のうち約半数に潰瘍歴があり,その治療歴をみると治療を中止していた症例が半数以上を占め,潰瘍維持療法の重要性が示唆された.死亡率は5.1%で予後不良例は,高齢者,発症から手術までの時間が24時間以上経過した症例,術前合併症を有する症例,後壁穿孔症例であった.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら