日本臨床外科医学会雑誌
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深達度mのIIa+IIc型直腸早期癌の1症例
栗本 典昭安沢 紀夫伊藤 信昭田村 泰三松本 信夫
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1992 年 53 巻 11 号 p. 2725-2728

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抄録
直腸内走査超音波検査が深達度診断に有用であった,深達度mのIIa+IIc型直腸早期癌の1例を経験したので報告する.症例は, 78歳,女性.主訴は血便であり,受診より約6カ月前より,排便後少量の出血が続いていた.直腸指診,注腸検査,大腸内視鏡検査にて,肛門縁から5cmに2/5周を占めるIIa+IIc型の隆起性病変を認めた.直腸内走査超音波検査では,低エコー域を示す腫瘍は第1層に限局し第2層は温存され, m癌を強く疑った.全身麻酔下に,低位前方切除し, n0であるm癌であった.
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© 日本臨床外科学会
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