日本臨床外科医学会雑誌
Online ISSN : 2189-2075
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Colony Stimulating Factor産生回腸平滑筋肉腫の1例
蒲原 行雄脇 慎治内村 正幸木田 栄郎神田 和弘成田 一之前田 茂人副島 英伸宮里 浩
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1992 年 53 巻 2 号 p. 381-385

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抄録
CSF産生平滑筋肉腫について若干の文献的考察を加え報告する.症例は74歳男性.昭和62年6月頃より食欲不振・心窩部痛が出現し,近医受診. 8月中旬当院へ紹介入院となった.入院時現症では,胸壁静脈怒張,鼠径リンパ節腫大及び左季肋下から臍にわたる巨大腫瘤を認めた.血液生化学検査では, WBC 22.5万/mm3, LDH 825IU, ALP 24.6 KAUであった. CTでは腹腔内に巨大なmassを認め,血管造影では腸間膜に腫瘍陰影を認めたが,注腸に異常なく上部消化管に通過障害はなかった.入院後,急激に全身状態は低下し, 20日目に死亡した.剖検で回腸原発平滑筋肉腫であることが判明し,免疫染色でCSF陽性が確認された.
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