日本臨床外科医学会雑誌
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胆石の肉眼分類別の特徴,及び各種画像診断能への影響
中嶋 寿吉川 高志木戸 潔浅生 幸郎中野 博重
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キーワード: 胆石, 結石分析, 画像診断
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1992 年 53 巻 4 号 p. 826-831

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抄録
日本消化器病学会胆石症検討委員会が作成した「胆石の新しい分類」に従い, 54症例, 53結石の分類・成分分析を行い肉眼分類別の特徴,及び画像診断への影響を検討した.コレステロール石は胆嚢内に存在し, 5mm以上で,数はほとんどが1個であった.混成石は胆嚢内で, 1cm以上で,数は様々であった.混合石は主に胆嚢内で, 1cm以上のものが多く, 2個以上であった.黒色石は主に胆嚢内で,大きさ,個数ともに様々であった.ビリルビンカルシウム石はどの部位でも存在し,大きさ,個数も様々であった.結石の大きさが腹部単純x線所見に及ぼす影響は特に認めないが, CT, USでは大きい結石の方が診断能は高くなった.黒色石,炭酸カルシウム石は腹部単純x線において診断率が高く,これらの結石はCTでも診断率が高かった.またCTではコレステロール石の診断能も高くなった. USでは色素系石の診断能がやや劣っており, AS(-)のものも存在した.
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