日本臨床外科医学会雑誌
Online ISSN : 2189-2075
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ワンタッチ式多用途消化管吻合器について
長谷川 寛
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1992 年 53 巻 5 号 p. 1039-1044

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抄録
消化器癌の手術的療法の進歩に伴い消化管再建術も増加傾向にある.現在その再建術式には米国製のILS, TA, GIA等の吻合器の使用が主流を占めているが,必ずしも充分ではない.一方本邦製のこの種の吻合器は殆ど見られない.器械吻合器の必須要件として,手術時間の短縮および出血・縫合不全・術後狭窄のない方式が求められている.私はペンチ型式の「プッシャー」「カートリッジ」「アンビル」からなる「ワンタッチ」で各種の臓器が吻合,縫合出来る多用途の吻合器を考案し,胃癌2例,胃潰瘍3例,下行結腸潰瘍性大腸炎1例, S字状結腸癌2例,腸閉塞1例,横行結腸隆起性病変1例の計10例の手術にこの吻合器を使用,上記の必須諸要件を満足出来る事を認めたので報告する.
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