日本臨床外科医学会雑誌
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2cm以内(T0, T1)乳癌の診断法
非生検例と生検例の比較検討
大塚 美幸浅越 辰男花谷 勇治根本 明久蓮見 直彦関根 勝高見 博四方 淳一
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1992 年 53 巻 5 号 p. 1045-1051

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抄録
1978年8月より12年5カ月間にわれわれが直接経験した原発乳癌290例のうち, T0=16例, T1=77例を検索対象として,生検非施行例を中心に,診断法について検討を加えた.
T1=77例中,非浸潤癌9例を除外した68例についての生検施行率は76%で,非生検にて診断し得た症例は16例(24%)であった.
T1浸潤癌非生検例は生検例と比較して, 70歳以上の高齢者,体重比+11%以上の肥満者が多く,腫瘍径は16mm以上のものが75%を占めていた.臨床診断の根拠となったのは,触診での表面不整・皮膚陥凹・可動性不良,超音波断層写真上の辺縁不整・内部エコーが粗く強く不均一な所見で,乳房撮影写真では陰影の存在・スピクラ・微小石灰化の所見であった.
乳癌の早期診断における生検の占める役割は大きいが,まず視・触診と超音波断層撮影写真,乳房撮影写真上での上記所見を詳細に検討することにより,非生検的診断症例を増加せしめることができると考えられた.
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© 日本臨床外科学会
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